Japan Association for Medical Informatics

[4-I-2] 上級医療情報技師が輝く未来~上級医療情報技師15周年までのアクションプラン~

成清 哲也1、櫃石 秀信2、魚澤 正克3、佐々木 啓充4、橋本 智広5、長原 三輝雄6、五味 悠一郎7 (1. 広島国際大学、2. 松波総合病院、3. 地域医療機能推進機構(JCHO)大阪病院、4. 市立豊中病院、5. 大津赤十字病院、6. 北陸大学、7. 日本大学理工学部)

Healthcare Information Technologists, HIT, Senior, Action Plan, Anniversary

医療情報技師育成部会では上級医療情報技師15周年に向け、上級医療情報技師402名に対して2019年2月22日から28日にアンケートを実施し、上級医療情報技師70名によるワークショップを2019年3月2日と3日に開催した。
2019年2月のアンケートは上級医療情報技師の活躍を支援する目的で行い、一週間という短い実施期間での依頼にも関わらず、202名(回答率50.2%)に回答いただいた。
2019年3月のワークショップは、医療情報技師育成部会の活動の方向性を見極めるとともに、上級医療情報技師と医療情報技師育成事業のさらなる協力体制に繋いでいくことを目的として行い、自己研鑽と人材育成および次世代に向けた上級医療情報技師のあり方について検討した。具体的には、自己研鑽を「上級を極める」と「自分を磨く」に、人材育成を「上級医療情報技師の仲間を増やす」と「医療情報技師を増やす」に分け、4グループで検討を行った。検討結果は、「上級を極めるとは、『足元を固めること』である。足元を固めるとは、仲間と共に医療情報を開拓することである。」「自己研鑽とは、挑戦のための歯磨きである」「上級医療情報技師の仲間を増やすとは『きんきらきんセットで、高いステータスを見せつける』ということである。」「医療情報技師を増やすとは『宝の発掘をすること』である」の4つのスローガンとして纏められた。併せて、各スローガンにおける課題と対策が挙げられた。
本ワークショップでは、2019年2月に実施した上級医療情報技師のアンケート結果および2019年3月に開催したワークショップの成果を参加者で共有した上で、上級医療情報技師15周年に向けて医療情報技師育成部会と上級医療情報技師が取り組むべき内容を整理する。なお、本ワークショップは上級医療情報技師をテーマとしているが、参加資格は問わない。上級医療情報技師を志している方の参加も歓迎する。