Japan Association for Medical Informatics

[4-J-1] オンライン診療開始2年目の現状と将来

近藤 博史1、黒木 春郎2、太田 進3、加藤 浩晃4、長谷川 泰弘5、長谷川 高志6 (1. 鳥取大学医学部附属病院 医療情報部、2. 医療法人社団嗣業の会 外房こどもクリニック、3. 日本アイ・ビー・エム株式会社、4. デジタルハリウッド大学大学院、5. 聖マリアンナ医科大学脳神経内科、6. 特定非営利活動法人日本遠隔医療協会)

On line clinic, Digital transformation, Telemedicine, Guidelines, Medical fees

オンライン診療が保険収載されて2年目となった。多くの方々が待ち望んでいた保険収載であるが、まず、普及の現状と課題を検討する。オンライン診療と聞くと診療所と在宅の患者、多忙な会社員などが典型例と思われているが、実際どうであったのか、日常オンライン診療をされている先生方に話して頂く。また、大学病院でも実施している事例もあり、大病院でのオンライン診療の実際と課題をお聞きする。現在の規則や技術への課題を検討し、どのような解決策があるか検討する。オンライン診療ではTV電話機能のみならず、症状やモニタ機器のデータの時系列情報を継続して収集し参照できるシステムもある。ここでは今まで無かった医療機関外の診療情報が収集され、新たな医療と考える向きもある。また、その大量の時系列データを、人工知能を使ってリアルタイムに処理し診療支援することも考えられている。最後に、2020年の保険改正に向けて救急医療等で保険収載を期待する声もある。これらの現状と課題、将来展望を議論する。