[4-P1-1-02] 電子カルテDBとODBC接続した調剤支援システムの構築
~3枚のシートを利用した調剤業務の強化~
inspection work of prescription, Dispensing support, Microsoft Access
【目的】当院では薬剤師の病棟業務を行っているが、休日や時間外など病棟薬剤師不在の際、投薬・注射状況の把握や検査値の確認、投与前の相互作用の確認等が不十分になる場合がありその対応に苦慮していた。また看護師から力価でオーダーされている注射剤の調整方法を質問されることがあるが病棟薬剤師不在時は調剤室の薬剤師が対応を行っていたため、調剤業務また看護業務の負担となっていた。今回これらの問題を解決するため調剤支援システムを構築し、3枚のシートを利用することで調剤業務の強化を図った。
【方法】調剤支援システムは電子カルテDBにMicrosoft Access からODBC接続し構築を行った。また処方箋に印字されたバーコードを読み込むことで電子カルテよりデータを抽出し、①持参薬を含んだ薬歴、病名や検査値の情報を一覧で表示した「処方鑑査シート」、②アレルギー・副作用歴、併用禁忌情報を一元的にチェックが行える「禁忌情報シート」、③注射調整の際計算が必要な場合は調整方法を記載した「調整支援シート」の3枚のシートを発行し調剤業務時に使用した。
【結果】①「処方鑑査シート」により、調剤時に投薬・注射状況の把握、病名・検査値の確認が容易に行えるようになった。②「禁忌情報シート」により、投与前の持参薬を含んだ相互作用、アレルギー禁忌薬が一覧でチェック可能になった。③「調整支援シート」では、看護師へわかりやすい調整方法を容易に提供することが可能となった。
【考察】今回構築したシステムにて発行した3枚のシートを調剤業務に使用することで、病棟薬剤師不在時でも調剤室にて患者背景を考慮した処方箋監査、禁忌薬のチェック業務、また注射剤の調整方法の提供が容易となり、薬剤の適正使用への貢献に繋がったと考えられる。また紙媒体を使用することで薬剤師間のダブルチェックや病棟薬剤師への連絡ツールとしても利用でき有用であったと考える。
【方法】調剤支援システムは電子カルテDBにMicrosoft Access からODBC接続し構築を行った。また処方箋に印字されたバーコードを読み込むことで電子カルテよりデータを抽出し、①持参薬を含んだ薬歴、病名や検査値の情報を一覧で表示した「処方鑑査シート」、②アレルギー・副作用歴、併用禁忌情報を一元的にチェックが行える「禁忌情報シート」、③注射調整の際計算が必要な場合は調整方法を記載した「調整支援シート」の3枚のシートを発行し調剤業務時に使用した。
【結果】①「処方鑑査シート」により、調剤時に投薬・注射状況の把握、病名・検査値の確認が容易に行えるようになった。②「禁忌情報シート」により、投与前の持参薬を含んだ相互作用、アレルギー禁忌薬が一覧でチェック可能になった。③「調整支援シート」では、看護師へわかりやすい調整方法を容易に提供することが可能となった。
【考察】今回構築したシステムにて発行した3枚のシートを調剤業務に使用することで、病棟薬剤師不在時でも調剤室にて患者背景を考慮した処方箋監査、禁忌薬のチェック業務、また注射剤の調整方法の提供が容易となり、薬剤の適正使用への貢献に繋がったと考えられる。また紙媒体を使用することで薬剤師間のダブルチェックや病棟薬剤師への連絡ツールとしても利用でき有用であったと考える。