Japan Association for Medical Informatics

[LS01-01] がんゲノム情報管理センター(C-CAT) AWS の利用について

小田 直之1 (1. 国立研究開発法人 国立がん研究センター がんゲノム情報管理センター(C-CAT))

 がんゲノム情報管理センター(C-CAT)は、昨年6月の設立後、がん遺伝子パネル検査(パネル検査)に関するゲノム元データ、各施設の症例・臨床情報の収集及び独自に準備する知識DB を利用したC-CAT 調査結果を作成するシステム構築を開始し、本年6月1日のパネル検査の保険収載に間に合わせることができた。
 国内のパネル検査は検査会社と入念な準備により調達仕様書通りオンプレミス環境で構築した。一方、海外のパネル検査は、本格的な打合・検討開始は本年4月中旬だった。検査会社のシステム仕様が国内会社と大きく異なり、国内パネルで準備したシステムで対応できずシステムの改修と追加が必要になったが、開発期間が限られるためシステム追加は3省3ガイドラインの適合するクラウド環境で構築することとしAWS を採用した。
 また、合わせて医療施設からの問合対応のため電話(とメール)に対応したヘルプデスク(6席)を準備し、Amazon Connect を採用した。