[LS01-02] 一中核拠点病院におけるがんゲノム医療のための環境整備への取り組み
がんゲノム医療中核拠点病院の一つである京都大学医学部附属病院では、がん遺伝子パネル検査に向けて院内の環境整備を進めてきた。がんゲノム情報管理センタ(C-CAT)や検査施設、連携病院など院外との接続も求められる中で、本院腫瘍内科を中心に現場負担を考慮した運用を設計するとともに、医療情報企画部として情報システムの構築に携わった。C-CAT とも連携しながら、技術的な接続テストだけでなく、各種手続きの過程も含めた全通しのシミュレーションを実施して運用上での問題点などを確認しつつ、ようやく運用段階に漕ぎつけたところである。本セミナーでは、本院で取り組んだ環境整備の概要についてご紹介するとともに、より円滑な運用に向けた現場目線での課題や連携病院と行うエキスパートパネルにおけるクラウド活用での課題などを共有したい。