医療系のネットワークの利用は、医療情報システムだけでなく医療機器も当たり前にるようするようになてってきた。医療情報システムの利用拡大だけでなく、医療機器などのデータ連携などもあり、ネットワークは医療の中でも重要なインフラとなっている。
　これまでは、ネットワークを広げて、安定的に利用できることが重要であったが、近年のサイバー攻撃が増加する中では、たとえ閉域運用のネットワークであっても、セキュリティ対策が求められるようになっている。そういった中で、ネットワークそのものの管理だけなく、ネットワークでのセキュリティ対応も求められている。
　これからは、ネットワークレベルでのセキュリティ対策も重要となる中で、今後増大するネットワーク接続機器に対応するための管理方法や可視化といったことが重要となる。単に、ウイルス対策だけでは、今後求められるであろうサイバー攻撃対策には不十分である。
　福井大学病院での経験も含めて、これからの医療系ネットワークの運用を考察する。