Japan Association for Medical Informatics

[LS14-01] VNA + OCDB環境の構築と、AIホスピタルモデルにおけるデータ活用

橋本 正弘1 (1. 慶應義塾大学病院)

 当院は1920年に開院し、臨床研究中核病院、がんゲノム医療中核拠点病院として患者様の安全を第一としながら、医療の発展に貢献する責務を負い、新しい医療技術、医薬品、医療機器の開発、がん医療において先導的な役割を担っている。近年では、2017年にメディカルAIセンターを設立し、ICT やAI技術を実装した高度診断・治療システムを取り入れたAIホスピタルモデルの構築をめざして活動している。
 院内には31の診療科と30の診療施設部門等があり、各部門で生成される画像データの統合管理と、メーカーが異なるビューワーでの画像参照ができる環境を構築する必要があった。
 そのような環境下で、当院は画像データの統合管理と、他社自社ビューワー問わず接続が可能な「オープンプラットフォーム」をコンセプトとしたOCDBを導入し、VNA環境の運用を開始した。このOCDB(Open Connect Database)のメリットと今後の期待を報告する。