Japan Association for Medical Informatics

[LS14-02] クラウドサービスを用いた地域医療連携促進の取り組み

和田 佑一1 (1. 帝京大学ちば総合医療センター)

 当院は1986年に千葉県市原市に開院した病床数475床の地域中核病院であり、市原保健医療圏にて、人口約28万人の市原市全域をカバーしている。当院は2017年に地域救命救急センター、2018年には地域医療支援病院の指定を受けるなど、地域医療で重要な役割を果たすべく展開している。
 このような環境下で、地域包括ケアシステムの構築と、連携先施設との連携推進、また経営面における診療報酬算定のためにも、連携先施設との医用画像データの共有は非常に重要であり、そのためのシステム構築が必要であった。
 昨年GE から、クラウド環境下で連携施設と医用データを共有できる「Centricity 360 Suite Case Exchange」を提案され、現在パイロット運用を始めている。これにより、連携施設とセキュア、且つオンラインでの接続が確保され、情報共有やコミュニケーションが進むことにより、地域包括ケアの体制が強化されることが期待される。