Japan Association for Medical Informatics

[LS16] 人工知能時代の次世代画像診断とは?

小林 泰之1 (1. 学校法人 聖マリアンナ医科大学)

 近年、画像診断領域において人工知能(AI)の活用が急速に進んでいます。ディープラーニングは画像認識に最適で、診断画像の高画質化、自動診断(検出・セグメンテーション・鑑別診断等)、予測、放射線部門の業務効率化等が期待されます。また、集められた各種医療情報を共有・配信する患者中心の医療情報ソリューションという概念にも注目が集まっています。これらの技術を組み合わせることで、画像診断と電子カルテ内の医療データを融合させ、ユーザ・目的・用途にあわせて最適にレイアウト表示し、さらに時系列で表示することも可能になりました。これらの機能は医師の診断を支援し、医療の質の向上・効率化とともに医療安全への貢献も期待できます。本講演では、医療における人工知能の最新情報を提供するとともに、キヤノンの医療情報ソリューション「Abierto」で実現する技術やユーザ視点での期待についてご紹介致します。