Japan Association for Medical Informatics

[2-A-2-01] 医療をはかる -規・測・図・諮・謀・慮-

*Michio Kimura1 (1. 浜松医科大学医学部附属病院医療情報部)

Risk assessment, Healthcare cost, Healthcare research


1.リスクを測り、医療現場を慮る
・リスクの評価ができる人とできない人に分かれた、新型コロナ感染症とインフルエンザ、交通事故との比較。
・工業製品のリスク評価の例はIT機器の99.99%、医療機器の99.999%、リスクは計量化すべき。
・決して手を切らないハサミは子供のためか、医療安全は自院の環境を前提としすぎていないか、これもリスクレベルを明示すべき。
・学者は間違ってもかまわない。但しなぜ間違ったかを明確にすればである。それによって後に続くものが同じ過ちを犯さないですむ。これを進歩と呼ぶ。
・日本のコンプライアンス担当は止めろ止めろと言えばいい気楽な稼業。それによる逸機の評価はあるのか。
・なぜ救急部を出る際に皆CTを撮るのか、リスクを評価し、ガイドラインで守り、経済的リスクを保険や制度で守れば無駄なCTはなくなる。

2.医療の余裕を図る
・無駄と叩かれ続けた病床数、CT数が日本を救った。
・自衛隊が役に立ち、大学が砦になれるのは、フル稼働していないからである。
・このあるべき無駄を評価し、法令の統治機構に理解させるべきである。

3.医療費を測り、非採算部門を慮る
・医療費はしっかり積算されておらず、現場の悲鳴を元にした交渉で決まる、ならば我慢すると社会に甘えられる。
・予防医学のコストとメリットは、一部の疾患ではマイナスになる、医療だけで考えると経過短く死んでくれる疾患は予防すべきでないとなる、そうでなく、延命分の社会的、経済的貢献も加味すべき。
・それでも割が合わない希少疾患は、共助の心で対応する必要がある。
・医事データは日次であり、標準化されている、これを活用すべき。

4.医療研究を規り、情報システムの地位を謀る
・カルテデータが取れない、電子カルテは役に立たない、などという研究者はお料理学校に行ってくれ。
・症状記述の、現場の負担ない収集は、まさに我々のみにしかできない研究課題。