Japan Association for Medical Informatics

[2-B-3] 子育て・介護世代とリモートワーク 〜医療情報学会のバーチャル職場へのチャレンジ〜

*Kayo Waki1, Naoki Kashihara2, Keiko Fujii3, Hideki Tamoto4 (1. 東京大学大学院医学系研究科, 2. 川崎医科大学, 3. 富士通株式会社, 4. 三菱商事株式会社)

gender equality, parenting, nursing care, remote work, telework


新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症COVID-19は2019 年12月に中華人民共和国の武漢市で集団発生が報告され、短期間に世界的パンデミックに至った。本邦では2020年1月に第一例が報告された。4月7日に発令された緊急事態宣言によって一旦は感染数が減少に転じ、感染の状況や医療提供体制は改善したが、高い確率で感染第2波、第3波の到来が危惧されている。人や物の動きのグローバル化がこの感染症のパンデミックを助長する要因のひとつであり、今後、国内外を問わず、SARS-CoV-2との共存を前提とした“ニューノーマル”(新常態)に向けての模索が始まっている。密を避けるためにリモートワークを導入する企業も増え、従来の働き方を見直す動きにもつながっている。感染症対策として導入が進んだリモートワークは、少子高齢化が進む我が国では労働人口を確保するための一助にもなり得る。本企画では、企業として富士通株式会社および三菱商事株式会社、アカデミアからは一般社団法人日本腎臓学会から演者を招いてリモートワークの取り組みを紹介しつつ、課題や可能性について議論を深める。