Japan Association for Medical Informatics

[2-C-3-03] FHIR国内実装検討SWG3-Patient Administrationの活動

*Kazuyuki Danbara1, Shunsuke Doi2, Shintaro Kaminaka3 (1. 日本HL7協会, 2. 東京大学, 3. インターシステムズジャパン)

HL7, FHIR, Resource, Patient


SWG3は、FHIRのカテゴリーレベル3:Administration(管理)の Patient(患者)、Practitioner(医療従事者)、
カテゴリーレベル4:Workflow(ワークフロー)の Appointment(予約)、Schedule(スケジュール)、
カテゴリーレベル4:Financial(会計管理)の Coverage(保険)などの Resourceを検討するサブワーキングループである。
 日本国内で実装するためには、日本固有の仕様(言語、医療・保険制度)を理解して検討し、Extension、CodeSystem、ValueSetを定義していく必要がある。SWG3の参加者には、FHIR未経験者もいるため、初心者向け勉強会を開催した後、maturity(成熟度)が Normative である Patient Resource から検討を開始した。
 SWG3では、2月までは対面+ZOOM会議、3月~5月は緊急事態宣言のため会議は休止し各人の宿題対応を進めてもらい、6月よりZOOM会議再開で、約2週間に1回のペースでSWGを開催している。SS-MIX2や退院時サマリ等の厚生労働省標準規格と要素や Cardinalityを比較したり、Simplifier.netに登録されている諸外国のプロファイルを参考にしながら議論、検討を進めている。参加人数は約10名で、医療システムを扱うベンダが多いが、病院の院長や大学の先生にも参加していただいている。
 本ワークショップでは、これまでの活動実績と課題について報告する。