Japan Association for Medical Informatics

[2-G-3] 医用画像情報専門技師、10年の取り組みと今日からの一歩

*Hiroshi sakamoto1 (1. 東北大学病院 診療技術部)

Medical Imaging Information Specialist, PACS, DICOM, Mulch vendor


2010年4月に日本医用画像情報専門技師共同認定育成機構が日本医療情報学会と日本放射線技術学会との共同出資により設立され今年で10年目を迎えます.この間,10回の認定試験が行われ,251名の医用画像情報専門技師が誕生しました.医用画像情報専門技師は,医療情報技師の有資格者が医用画像領域のスペシャリストとなる資格です.医用画像は,放射線領域を中心に病理、生理、内視鏡から医用のディジタルカメラ画像に至るまでその範囲は広く診療に欠くことのできない領域となっています。本ワークショップでは,日本医用画像情報専門技師共同認定育成機構と医用画像情報専門技師の歩みを振り返ると共に現状の問題点について議論を行います。演者の先生は,医用画像情報分野に専門技師とその認定育成制度の立上げに奮闘した取り組みの話をQSTの奥田保男先生に.実際に医用画像情報専門技師の資格を取得し,大学教育の分野でご活躍されている北海道科学大学の谷川琢海先生に.ヘルスケア企業の医用画像分野の専門家として専門技師の資格を取得し,日本放射線技術学会の標準化活動にも参画されマルチな活動を続けるGEヘルスケアの大越厚先生の3名からご講演いただきます.それぞれの立場からご自身の経験を踏まえて医用画像情報専門技師の創設から今について前半の講演いただきます。さらに後半は、10年を経過して医用画像情報専門技師や,医療現場の問題点などの課題提供を大阪国際がんセンターの川眞田実先生にお願いしました.最後に共同認定育成機構の代表理事である浜松医科大学の木村通男先生から、これからの医用画像情報専門技師が進むべき方向性について講演いただきます.5名の演者の先生方と共にこのセッションに参加いただいた医用画像情報専門技師の皆さん,資格取得を目指してる皆さん,医用画像情報専門技師の活動に興味のある聴衆の皆さんと「今日からの一歩」について議論します.