Japan Association for Medical Informatics

[2-G-3-02] 医用画像情報専門技師の取り組み ~医療現場の実務者の立場から~

*Kyouhei Morimoto1 (1. 県立広島病院)

Medical Imaging Information Specialist, management, Picture Archiving and Communication Systems


ICTの進化とともに医療情報が電子化される中、日本医療情報学会は、医療業界の情報マネジメントに必要な人材として2003年医療情報技師資格の認定をスタートさせました。更に電子カルテ系の基幹システムをマネジメントできる人材として2007年から医療情報技師を基礎資格とした上級資格の認定も開始されました。これらは、将来の医療情報管理運営を担うべき人材の体制構築であったことは、皆さまご認知の通りと思います。

 一方で、医用画像系システムは、放射線・循環器・内視鏡領域などの部門システムではありますが、導入コストやデータ容量も大きく、運営面においても特化した知識と実務経験を必要とします。そこで日本医用画像情報専門技師共同認定育成機構は、上級技師と同様に医用画像情報領域においても将来を見据えた情報マネジメントができる人材の育成として、2010年に医用画像情報専門技師(以下:専門技師)資格の認定をスタートさせました。

 専門技師誕生から3年の時を経て認定者同士が集い、志を一つにして結成されたのが日本医用画像情報専門技師会です。当会は、医療現場の実務者として医用画像情報管理を通じ、学術的、実務的、社会的な要請に応えるべく、医用画像情報分野に関連する知識の向上、医療情報関連団体との交流、ならびに地域における人材交流・育成を図り、医学、医療の発展に寄与することを目的としています。

 現在、当会は8年目を迎えて専門技師の有資格者200名以上との人材交流を行うとともに、全国17都道府県の医療情報関連団体が人材育成に名乗りを上げて頂き協力関係を構築しております。

 将来、医用画像情報領域は、単に医用画像のみの管理・運営から医用画像に付随する情報全てと連携していく時代になっていくと思います。専門技師の皆様が、医療全体に広い視野を持ち、多職種の皆様と協力関係を築き、各人が医療現場で貢献できることを心より願っております。