Japan Association for Medical Informatics

[2-H-3-05] 学術大会のリアルタイムWeb開催システムの構築とその評価

*Toshiaki Nakano1, Hidefumi Shitoh2, Tetsuya Narikiyo3, Masahiro Kobayashi4, Kuriko Kudo5, Sunao Watanabe6 (1. 関西医科大学 大学情報センター, 2. 東京医科大学 総合情報部情報システム統括室, 3. 広島国際大学 健康科学部医療経営学科 , 4. 株式会社ケイ・メッド, 5. 九州大学病院 アジア遠隔医療開発センター, 6. 医療情報システム開発センター)

Virtual Academic Congress, Teleconferencing, COVID-19


第24回JAMI春季学術大会はCOVID-19禍のため、開催2か月前にリアルタイムWeb開催に変更された。期間を2日に短縮、企画や応募演題は実学会を踏襲し、3仮想会場とポスター閲覧機能を設定した。大会役員、事務局、実行委員および九州大学病院アジア遠隔医療開発センター(TEMDEC)で構成されるチームでslackを活用して検討を進めた。

 参加登録システム(JTB)と抄録管理システム:Confit(Atras)を最大限活用し、必要機能を検討した。参加者認証には参加登録情報を活用し、Confitは非公開で登録者のみの参加とした。大会ページのConfit誘導ボタンを開催2日前に有効化し、登録者にはログイン情報を個別通知した。発表にはZoomのwebinarを用い、Confitの各プログラム上にリンクを設定した。3会場映像と大会案内の4画面を合成してYouTube(無音)で配信し、進捗が把握できるようにした。事前に各会場プログラムに沿ったシナリオによるスルーテストを行い、発表者や座長にはリハーサルの参加を依頼した。

 大会は2,345名の事前参加登録のもと、各仮想会場に5名のスタッフを常時配置するとともにTEMDECの支援も受け開催された。問題となる通信障害はなく、進行も順調であった。質疑応答にはZoomのchatを用い、テキストをまとめた画面を共有して支援した。会場の映像はすべて録画され、学会資産としての活用が期待される。視聴者数の推移もConfitやZoom のLogから解析できた。しかしZoomの参加時アドレスが一意にできず、個人の視聴状況の把握には限界があった。Web開催の移動せずに参加できるメリットは大きく、実学会と遜色なかったことから開催形態の一つとして評価に値する。一方、企業展示や人とのコミュニケーションをどうするか、また大会運営上、企業協賛のあり方についての検討が必要である。