Japan Association for Medical Informatics

[1-E-2] (初心者向け)HL7 FHIRハンズオン:Python+自然言語処理エンジンで自作カルテ解析サーバを作ろう!

*Takayoshi Tsuchiya1 (1. M Technology Association Japan)

実装性に優れるHL7 FHIR規格は、自動で体温等測定結果を収集するIoTデバイスのインターフェースならびに所見や看護記録の送受信データの活用などが見込まれており、簡便な方法での実装応用がユーザーサイドで可能になると強く期待されている。本チュートリアルでは、春季学術大会で実施した中級編としてVBAを用いた電子処方箋フォーマットの取り扱いに関するハンズオンに続き、FHIRリソースのうち検査や観察の結果を表す「Observationリソース」の活用について特集する。 まず、①開催日時点でのJP-COREの最新の仕様に対応したFHIRデータにWebアクセスし、②Python言語と自然言語処理ライブラリであるiKnowPyを利用した記述テキストの主題抽出モジュールの作成を通じてNarrative Textの取り扱いを習得する。併せて、③PythonライブラリであるFlaskでのWebサーバ作成を通じ、Web Viewerやアラートなど院内周知を出すためのツール作成を通じ、Python/Web開発初心者がFHIR規格とWeb型インターフェース開発に触れる機会を提供する。