Japan Association for Medical Informatics

[2-A-3] How multidisciplinary collaboration could be in the future?

*Takao Orii1 (1. NTT Medical Center Tokyo)

multidisciplinary, collaboration, IT

大会長 白鳥義宗先生からのミッションである。
「なぜ多職種が連携しないとならないのか?単に大勢集まれば良いのか?何が良いことがあるのか?医療は医者のためにあるのではない。医師はコーディネータであり、リーダーであらねばならないのか?いや、違うのか?それぞれの人の役割を果たすためには、ITは?システムは?どうサポートすべきか?例えば、薬剤師と他職種との間の連携では、必要十分な情報が常に得られる状況なのか?看護師は部門システム毎ではなく、横断的に仕事をする必要があるが、そこの連携は十分なのか?など。多職種の中心に患者はいるか?患者も参加する(患者目線の)これからの多職種連携の姿とは?」
 大会長の熱意が込められている。確かにITの利活用は我々に業務の効率を高めるだけでなく、精度を上げている。このことは連携をより強めることになっているか。ネットワークの必要性も伺える。しかし、連携は病院に限らず地域を含め、自分の領域(部門・部署)だけのタテ組織の中だけでなく、組織全体(他診療科等)のヨコ組織の中での連携が大切である。いかに、どれほど連携が図れているか・・・。医療における様々な情報をいかに必要としているヒトに正しく、早く繋いでいくことができるか、他職種間の連携のためには多くある情報からミニマムな情報として患者につなぐことなど、これからの他職種連携について議論できればと考える。