Japan Association for Medical Informatics

[3-A-4-02] Ask the "Why" question first, "How and What" is only a method

*Hirotoshi Kamba1 (1. Kamba PM Laboratory)

「出来ない」を「出来る」に変えるのは容易ではありません。簡単な事なら「出来ないとは」言わないでしょう。 新しい事にチャレンジするということは、今までやってきた事を変えると言うことです。今までと同じ事をしていては同じ結果にしかなりません。また、喫煙が健康に良くないことなど子供でも知っていますが、多くの大人が禁煙に苦労しているように、正しいからといって実行できるとも限りません。ダイエットやゲーム中毒なども同様です。
今までの習慣、考え方、進め方を変える事は、誰にとっても面倒で嫌な事だと考えましょう。本日は、個人の「出来ない」ではなく、組織の「出来ない」について、考えてみましょう。殆どのプロジェクトは、今「出来ていない」事を「出来る」ようにするために組成されます。
リーダーは一つ一つの正しい行為や方法を指摘するより前に、何故?という質問を自らにすべきです。Whyという質問は理由とともに目的を問うものです。リーダー個人がどんなに優秀でも、組織課題や業務改革は一人ではできません。もうそんな頑張り規模で改革になる時代ではありません。
Whyの問いに同感出来る仲間を探さないと、改革は空回りしてしまいます。Why(目的)を共有することで、自発的で内発的な動機が生まれるのです。
我が事として取り組めるチームは、何故「出来る」ようにしないといけないのかを、自らの動機として、納得して取り組みます。
簡単な事ではありませんが、「出来ない」を「出来る」に変えるには不可欠のステップだと思います。本日はこれをどう進めたら良いかについて考えてみましょう。