[3-C-1] Secure Utilization of Information using Security Infrastructure and Underlying Technology
個人情報保護制度の見直し、医学系研究等に係る倫理指針の見直し、医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報に関する法律(次世代医療基盤法)に関するガイドラインの改正などにより、医療現場および臨床研究を取り巻く環境に変化が起きようとしています。具体的には、個人情報保護法、行政機関個人情報保護法、独立行政法人等個人情報保護法については、全国的な共通ルールの策定、学術研究分野については、GDPRの十分性認定への対応を目指した見直しがなされようとしており、医療・介護、臨床研究の現場において、法制度への 準拠は当然守られるべきですが、一方で、情報の利活用が阻害されては、医療・医学の発展に寄与できません。
しかしながら、利活用する過程において、情報漏洩をはじめとするセキュリティ事故やプライバシ侵害が起こってはならず、データの収集、第三者への提供、流通するデータのトレーサビリティ、匿名加工処理など広範囲にわたる高度なセキュリティ技術の適用と運用が求められてきます。また、プライバシを守りつつ安心・安全な利活用を実現できるクラウドサービスの開発・普及は、今般のCOVID-19におけるパンデミック状況下でも社会活動を維持・活性化するための重要な要素の一つとなります。
本応募企画では、情報保護を担保しながら利活用を可能にする要素技術として、分散データ利活用における大阪大学と山口大学に分散的に保管されているデータを用いた実装実験についての報告をはじめ、現在進行している制度・指針・ガイドラインの改正に関する現状について状況共有を行うとともに、安全安心な情報利活用システムの普及・推進にとって必須となる、情報保護を担保しながら利活用を可能とするための要素技術の紹介、医療・臨床研究、予防安全などの各分野への応用について、各研究グループからの取り組み状況を情報提供し、議論の場としたいと思います。
しかしながら、利活用する過程において、情報漏洩をはじめとするセキュリティ事故やプライバシ侵害が起こってはならず、データの収集、第三者への提供、流通するデータのトレーサビリティ、匿名加工処理など広範囲にわたる高度なセキュリティ技術の適用と運用が求められてきます。また、プライバシを守りつつ安心・安全な利活用を実現できるクラウドサービスの開発・普及は、今般のCOVID-19におけるパンデミック状況下でも社会活動を維持・活性化するための重要な要素の一つとなります。
本応募企画では、情報保護を担保しながら利活用を可能にする要素技術として、分散データ利活用における大阪大学と山口大学に分散的に保管されているデータを用いた実装実験についての報告をはじめ、現在進行している制度・指針・ガイドラインの改正に関する現状について状況共有を行うとともに、安全安心な情報利活用システムの普及・推進にとって必須となる、情報保護を担保しながら利活用を可能とするための要素技術の紹介、医療・臨床研究、予防安全などの各分野への応用について、各研究グループからの取り組み状況を情報提供し、議論の場としたいと思います。