Japan Association for Medical Informatics

[4-A-3] Data Health Revolution Policy

*Michio Kimura1,2 (1. HL7 Japan, 2. Department of Medical Informatics, Hamamatsu University, School of Medicine)

HL7, FHIR, Health Information Exchange

2020年度のデータヘルス改革に関する閣議決定に基づき、医療情報化支援基金が積み上げられている。
目指すものの一つは、オンライン保険資格認証である。いよいよ本年度に実施へと進められる。これについてその詳細と計画の解説をおこなう。なお、産官学展示では、そのシステムのデモをおこなう予定である。
もう一つはHL7 FHIRによる施設間情報連携である。令和2年度厚生労働科学研究「診療情報提供書、電子処方箋等の電子化医療文書の相互運用性確保のための標準規格の開発研究」(研究代表者:大江 和彦)の報告書では、当面の対象として、文書については、診療の場面で情報連携が有用な①診療情報提供書、②退院時サマリー(画像含む)、③電子処方箋、④健診結果報告書を対象としてはどうかとされている。こういった経緯について、および実装技術的なFHIRリソースの使い方について、さらに定められたFHIRの文書が出し入れでき、病院業務に寄与するための適合性試験の計画について、それぞれ解説をおこなう。