一般社団法人 日本医療情報学会

[4-C-1] 医療情報標準化推進協議会(HELICS)チュートリアル

*江本 豊1、安藤 裕2、山中 誠一2、玉川 裕夫3、松元 恒一郎4 (1. 医療情報標準化推進協議会、2. 日本IHE協会、3. 日本歯科医師会、4. 日本光電工業株式会社)

医療情報標準化推進協議会(HELICS協議会)は、2001年に設立され、標準化活動をしています。その活動は、医療情報システムで扱う患者情報などを電子的に交換するための方法、コードや保存形式について、標準化団体間での一貫性のある活動を実現するために、標準化の方針と内容について協議し、同時に、利用分野ごとに使用すべき標準規格を推奨し、「指針」を定め、「医療情報標準化レポート」を提供しています。HELICS協議会が指針とした標準規格のなかから、厚生労働省の保健医療情報標準化会議が審査して、厚労省標準規格が定められております。現在までに、22の厚労省標準規格があります。

 それらは、(1)マスターテーブル/コード:HOTコード、医科病名、歯科病名、臨床検査マスター、看護実践用語マスター、歯式コード、口腔診査情報標準コード、(2)データ交換規格:臨床検査、放射線、処方、CDAに基づく退院時サマリー規約、(3)電子診療情報/診療情報提供書、(4)放射線分野:PDI(CD媒体による画像情報連携)、DICOM(画像フォーマットなど)、JJ1017(画像検査コード)、REM(医療放射線被ばく管理)、(5)その他:SS-MIX2ストレージ、処方・注射用法規格、MFER(波形フォーマット)、地域医療連携技術仕様、データ入力用書式の仕様(RFD)などです。

本チュートリアルでは、医療情報標準化推進協議会(HELICS)の活動概要を解説し、その後、「HELICS指針や厚労省標準規格」の中から最近改訂された規格や新規に採用された規格として、(1)地域医療連携における情報連携基盤技術仕様(XDS:cross-enterprise document sharingやXCA:cross-community accessなど)、(2)医療放射線被ばく監視統合プロファイル(REM:radiation exposure management)、(3)歯科関連のコード(標準歯式コード仕様/口腔診査情報標準コード仕様)と(4)医用波形フォーマット(MFER: medical waveform format encoding rules)を解説します。