[4-F-2-04] テレナーシングの実践とエビデンス
Telenursing, Patient oucomes, Guidelines
新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、対象者と直接接触しない「テレナーシング」が注目されている。テレナーシングは諸外国では1990年代以降、高速ブロードバンドの普及とともに進展してきたが、わが国では、看護としての在り方、システム開発のコストとその負担、診療報酬などに課題があり、普及はこれからである。
テレナーシングは、「情報通信技術(ICT)を用いた遠隔コミュニケーションによる看護の方法」(日本在宅ケア学会,2021)と定義される。テレナーシングは臨床看護、訪問看護に次ぐ「第3の看護」の方法であり、ケアの内容や質を保証して、多職種連携により実践するモデルを十分に検討する必要がある。
今年公開された「テレナーシングガイドライン」(日本在宅ケア学会,2021)では、テレナーシングの目的、ICTとリスク管理、関連法規とケア倫理、具体的実践方法、そしてエビデンス(科学的根拠)についても説明を加えている。
今後テレナーシングに看護職が取り組む際、どのようなことに留意することで安全にテレナーシングを提供できるのか、本シンポジウムでは、筆者がこれまで進めてきた慢性疾患在宅療養者を対象とした「遠隔モニタリングに基づくテレナーシング」をもとに解説する。さらに、テレナーシングのエビデンスについての最新知見、テレナーシングガイドラインによる実践上の留意点について概説する。
テレナーシングは、「情報通信技術(ICT)を用いた遠隔コミュニケーションによる看護の方法」(日本在宅ケア学会,2021)と定義される。テレナーシングは臨床看護、訪問看護に次ぐ「第3の看護」の方法であり、ケアの内容や質を保証して、多職種連携により実践するモデルを十分に検討する必要がある。
今年公開された「テレナーシングガイドライン」(日本在宅ケア学会,2021)では、テレナーシングの目的、ICTとリスク管理、関連法規とケア倫理、具体的実践方法、そしてエビデンス(科学的根拠)についても説明を加えている。
今後テレナーシングに看護職が取り組む際、どのようなことに留意することで安全にテレナーシングを提供できるのか、本シンポジウムでは、筆者がこれまで進めてきた慢性疾患在宅療養者を対象とした「遠隔モニタリングに基づくテレナーシング」をもとに解説する。さらに、テレナーシングのエビデンスについての最新知見、テレナーシングガイドラインによる実践上の留意点について概説する。