[4-P-2-02] ナショナルセンターにおける電子カルテ情報を活用したリアルワールドデータ収集・提供基盤の構築事業(JASPEHR)
Electronical Medical Record, Patient Registry, National Center
ナショナルセンター(NC)では、多施設から多数症例の電子診療情報を効率的に集約し、全国規模での臨床情報データベースとして共用できる研究リソースシステム基盤を構築することを目的として、R1年度より統合診療情報データベース基盤の構築事業(Japan Standard Platform for Electronic Health Records : JASPEHR)に取り組んでいる。
J-DREAMS等の先行する全国規模の診療録直結型レジストリ研究に倣い、NC病院の電子カルテシステムのSS-MIX2ストレージより診療データを抽出し、VPN通信によりデータセンターにデータの蓄積を開始している。すでにNC受診患者約36万人分の基本情報・病名・外来受診歴・入院歴・処方注射・検体検査結果等の情報が収集され、順次対象のNCを拡大している。収集・蓄積されたデータの管理・利活用については、国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部(JH)の関係部課の管轄の元に実施される予定であり、現在体制の整備が進められている。収集データの検証・品質管理は今後継続的に行うが、SS-MIX2の最新版で採用された医薬品のYJコード追加にいち早く対応し、コードの精緻化を実現している。
診療録直結型レジストリでは対象疾患特有の詳細な臨床情報を、電子カルテテンプレートで収集するが、電子カルテベンダで仕様が異なるため作成・配布にベンダ・システム毎の対応が必要となる課題がある。本研究事業において、テンプレートの作成・配布のコストを下げ効率的なデータ収集を実現するため、ベンダ・システム共通のテンプレート仕様を策定し、システムへの実装を目指している。電子カルテベンダとの協調の下、テンプレート仕様はHL7-FHIRに準拠とし、それに基づき電子カルテシステムのテンプレート定義を生成するシステムの開発を進めているので、進捗を報告する。
J-DREAMS等の先行する全国規模の診療録直結型レジストリ研究に倣い、NC病院の電子カルテシステムのSS-MIX2ストレージより診療データを抽出し、VPN通信によりデータセンターにデータの蓄積を開始している。すでにNC受診患者約36万人分の基本情報・病名・外来受診歴・入院歴・処方注射・検体検査結果等の情報が収集され、順次対象のNCを拡大している。収集・蓄積されたデータの管理・利活用については、国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部(JH)の関係部課の管轄の元に実施される予定であり、現在体制の整備が進められている。収集データの検証・品質管理は今後継続的に行うが、SS-MIX2の最新版で採用された医薬品のYJコード追加にいち早く対応し、コードの精緻化を実現している。
診療録直結型レジストリでは対象疾患特有の詳細な臨床情報を、電子カルテテンプレートで収集するが、電子カルテベンダで仕様が異なるため作成・配布にベンダ・システム毎の対応が必要となる課題がある。本研究事業において、テンプレートの作成・配布のコストを下げ効率的なデータ収集を実現するため、ベンダ・システム共通のテンプレート仕様を策定し、システムへの実装を目指している。電子カルテベンダとの協調の下、テンプレート仕様はHL7-FHIRに準拠とし、それに基づき電子カルテシステムのテンプレート定義を生成するシステムの開発を進めているので、進捗を報告する。