Japan Association for Medical Informatics

[LS11-01] 医療DX 実現に向けたデータ利活用の推進と研究活性化に向けた取り組み

*早川 龍雄1 (1. 富士通 DX プラットフォーム事業本部)

 医療データ分析は電子カルテを中心とした疾患者のデータを中心に進められている。一方、様々な疾病において、生活情報など健常時の情報も大きく影響しているが、それらデータの組合せによる活用は様々な課題があり、思うように進んでいないという課題がある。臨床・健診データ分析の研究の推進は、社会が目指す健康長寿社会実現に向けた活動において、新たな知見を発掘し、新たなヘルスケア産業を創造し市場を活性化させる上でも必要な取り組みである。
 多くの医療現場・アカデミアとの共同研究の経験を元に、医療・製薬に関するデータ利活用プラットフォームを通じ、AI/ICT を利用した多種多様なデータからの新たな知見発掘の支援と、データ分析・評価による医療・臨床研究現場効率化などのソリューション展開を推進している。これらの取組みは、企業や病院において持続可能な社会への貢献への重要なポイントであると考える。
 以上を鑑み、本講演では医療DX 実現に向けたデータ利活用の推進と研究活性化に向けた取り組みを述べる。