Japan Association for Medical Informatics

[LS2-01] 地域の基幹病院と、電子カルテ・病院情報システムの今後

*城 卓志1,2 (1. 蒲郡市民病院 最高経営責任者、2. 名古屋市立大学特命学長補佐)

 当院は、平成30年4 月から名古屋市立大学と締結した連携協定に基づき、医師の充実、医療機器の導入・更新、教育・研究機能の強化を推進し、31年度には開設以来初の黒字化を達成するなど、地域医療基盤の強化・安定に一定の成果をあげて来ました。
 また、令和3 年5 月には、名古屋市立大学病院で17年間開発・運用されている、SOA 基盤を活用した診療情報の一括管理を行う電子カルテシステムNeoChart を導入し、さらなる連携の発展・進化を目指しています。
 EHR・地域包括医療システムの構築、AIを活用した骨折の診断支援システムの実装、更なる経営・運営基盤の強化に必要なDWH の構築など、先進的なデータインテリジェンスの実現に向け、着実な取り組みを推進しています。