Japan Association for Medical Informatics

[2-D-2-04] Development of electronic information tools for RRS construction -

*Yasuhito Yamamoto1 (1. Tokyo Metropolitan Hiroo Hospital, Pediatrics)

2008年にすでに国内導入されてきたRapid Response System(RRS)であるが、当院ではまだ構築に向けた起案がなされた状況で、どのように起動しどうやって追跡していくのか定めている段階である。既存システムがなく白紙の状況であることを利点と捉え、従前のバイタルサインの組み合わせによって人が起動する方法と並行して、電子的にスクリーニングを行い、救急看護認定看護師、集中ケア認定看護師、クリティカル認定看護師をメンバーに加えたRapid Response Teamへ速報を出すことで迅速な対応を可能とする情報システム構築することにした。

追跡に関しては、バイタルサインの組み合わせでスコアリングをする早期警戒スコアリングシステム(Early warning score system: EWSS)を自動化して実装した。起動に関しては、
バイタルサインを用い看護師の気づきを併用する方法は、属人性や主治医の認知バイアスなどに影響され、必ずしも起動が確実に行われないことを踏まえ、電子的にスクリーニングをする装置を設計した。従前通りの起動者からの案件も合わせて、電子的にデータを集約し、追跡を行い評価できるものを目標とした。

そこで電子的な起動条件については、電子カルテの記載やオーダーをリアルタイムで解析し活用するとともに、ベッド移動や生体モニタの活用状況を監視した新たな試みに関しても触れる。