Japan Association for Medical Informatics

[2-H-3-01] 診断レポート確認管理業務のシステム化とその効果

*Seiji Yoshida1, Toshiaki Kuzume1, Motoi Aoe2, Koichi Takaguchi2 (1. 香川県立中央病院 医療情報管理室, 2. 香川県立中央病院 医療安全管理室)

Diagnostic report confirmation management, Radiology report , Pathology report, alert system

当院では、画像診断レポート・病理診断レポートを対象に、DWH等によるデータ抽出とデータ処理による手作業での診断レポート確認管理を2018年より開始し、さらにRPAを用いて未確認医師への通知を自動化する仕組みを追加し運用を行っていた。しかし、本運用では以下の問題点とシステム的限界があった。
・診断レポートを「確認済」とする責任医師の判断有無が管理出来ていない 
(診断レポート画面を開いたのみで「確認済」とするしかない)
・日々の業務の中で未確認レポートの有無を責任医師が確認出来ない
・未確認通知が有効に機能していない

 今回、2021年5月に実施した院内情報システムの全面更新に併せ、上記問題点の解決を念頭に、診断レポート確認管理業務全体のシステム化を新たに行い、一定の効果があったため、その内容と効果について報告する。