一般社団法人 日本医療情報学会

[3-A-1] 臨中ネットの出口戦略と本邦のRWD利活用の発展への貢献

*中島 直樹1,2、武田 理宏1,3、岡田 美保子1,4,5、小笠原 克彦1,6、楠岡 英雄5,7、野村 由美子8 (1. 日本医療情報学会、2. 九州大学、3. 大阪大学、4. 医療データ活用基盤整備機構、5. 日本医療研究開発機構、6. 北海道大学、7. 国立病院機構、8. 厚生労働省)

Real World Data, Real World Evidence, Exit Strategy

臨中ネット(通称)こと、AMED・医療技術実用化総合促進事業による「Real World Evidence創出のための取組み」は2018年度の半ばに発足して以来4年が経過し、その間に臨床研究中核病院数も12病院から14病院へと増加した。AMED事業の枠組みとしての活動は、2024年度末までの残り2年半となり、コロナ禍を経験した現時点において将来を構想しバックキャストすることによって、より明確な出口戦略を描く必要がある。 臨中ネットは、元よりそれらの病院の発展のためのみの活動ではなく、本邦全体のReal World Evidence創出の起点となることを志すものであるが、そのための理念やReal World Data研究活用基盤をどう具体化するか、なども併せて問われている。 本学会企画では、臨中ネット実施病院側、AMED側、そして厚生労働省側からそれぞれ考え方を講演いただき、それを基に議論する。また、日本医療情報学会の代表理事が議論に加わり、また、同学術委員長が本学会企画の座長を務めることにより、臨中ネットの将来構想に向けた医療情報学会としての議論の場としたい。