Japan Association for Medical Informatics

[3-B-4-02] 関東医療情報技師会の活動報告

*Kenjiro Okada1,2 (1. Kanto Association of Medical Information Engineers, 2. Japanese Red Cross Musashino Hospital)

Healthcare Information Technologist, Kanto Association of Medical Information Engineers, activity report

関東医療情報技師会は2010年12月、すでに活動を開始していた関西医療情報技師会を追いかける形で発足した。会の運営においては、会長や副会長といった役員を置かず、勉強会を主催する当番世話人をその都度決め、当番世話人が関東医療情報技師会の代表という形をとっている。現在は世話人23名、事務局5名、会員数は763名である。
関東の医療情報技師が自発的に集い、医療情報技師が今後の医療情報に貢献していくことを目指し、事例等の情報交換を行いノウハウの共有を図る。また、特定のテーマを決めて議論を行い、継続的に医療情報技師としてのスキル向上を図るとともに、医療情報技師の認知度を高めるための活動を行っている。
発足後、12年間で計31回の勉強会を開催した。それ以外にも、数回のシリーズに分けて行う「ミニ勉強会」として、統計基礎勉強会(計5回)、ネットワーク基礎(計3回)、上級医療情報技師試験受検予定者向けの「上級医療情報技師試験寺子屋」(計10回)を開催した。また、埼玉・茨城・群馬といった東京以外で開催するミニ勉強会(計5回)、北海道医療情報技師会設立準備会への講師派遣などの活動も行った。
当初11名の世話人から始まった当技師会だが、現在の世話人の人数は23名となった。若い世代もメンバーに加わり、しっかりと新陳代謝も進んでいる。勉強会に求められるテーマもこの10数年で変化していく中で、今後も医療情報技師に必要とされる技師会を目指し、医療情報技師に必要な知識の共有とコミュニティを形成すべく、会員のみなさまとともに歩んでいきたい。