[3-C-2-04] 「医療機関における標準バーコード・RFID導入/活用手順書」 のRFIDに関する紹介
RFID(Radio Frequency IDentification)は、電波や電磁波を用い、非接触でタグ情報を読み書きする技術で、アパレル店舗のレジで商品一括読み取りや、図書館での複数読み取りの普及が進んでいる。 昨今、医療業界でもRFIDの活用事例や導入の検討が増えてきた。バーコードに比べ、一括で複数のRFタグを読み取れる。箱の中に入っている見えないRFタグも読み取れる。タグの表面が汚れても読み取れる等、バーコードには無い特徴がある。その一方、RFIDの読み書きには電波・電磁界を使用するので導入に際しては事前の確認が必要だ。RFタグには色々の種類があり、使用目的や、読み取り条件を確認して最適なものを選択する必要がある。又、電波法についても事前の確認が必要だ (一社)日本自動認識システム協会(略称 JAISA) 医療自動認識プロジェクトは医療機関における医療安全および業務効率化に資する医薬品、医療機器のトレーサビリティ確立に向けた研究班に協力し、「医療機関における標準バーコード・RFID導入/活用手順書」のRFID章の作成を行った。医療分野でのRFタグ活用に際し、導入検討時の注意点を分かり易く解説した本章が、医療の安全と効率化、トレーサビリティ確立に資するよう 広く知って頂きたい。その一環として本ワークショップで手順書の紹介をする。