Japan Association for Medical Informatics

[3-P-3-04] ADHDと電話診療の実態:大規模レセプトデータを用いた比較研究

*Takuya Kinoshita1, Takehiro Matsumoto1, Naota Taura2 (1.長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療情報学, 2.長崎大学病院医療情報部)

COVID-19, Telemedicine, RWD, ADHD

COVID-19によるオンライン診療への保険適用の拡大が図られたことから、関心および利用の増加が見られたが、ADHDに対する電話診療の実態は明らかとなっていない。ADHD患者への継続的な治療および薬の処方は生活に支障をきたす可能性があると考えられていることから日本における実態を把握する必要がある。本研究ではADHD患者への電話診療の実態および政策前後の比較を実施した。JMDC株式会社のデータを用いて解析した。3561名が解析対象となり36.8%が女性であった。電話診療を開始した年齢の平均が22.6歳であり、平均利用回数は2.6回であった。政策前後の比較においては4.6倍の電話診療の利用増加が明らかとなった。