Japan Association for Medical Informatics

[4-B-1-04] The future of electronic medical record systems Vision for the medical information system industry

*Shigeru Matsuo1 (1. NEC Solution Innovators, Ltd.)

  日本の社会構造が変わって行く。少子高齢化へと、人口減へと。今までの担い手 支え手が今までのようにいかない。
  世の中が変わって行く。人々が幸せに暮らし続けるためには、医療サービスの仕方を変えていかざるを得ない。
  また医療サービスを持続していくためには、その医療の提供体制を変えていかなければならない。人口が減っても共倒れせずに、医療や介護を維持していく必要がある。
  そのためには、ありかたが変わって行く。

  あり方が変われば運用が変わる。そしてその運用をもっと効率化しようと、これに合わせてシステムが必要とされる。
  ICTが役に立つ場が生まれる。
  私たち医療情報システム産業はこれからも社会に密接に貢献する魅力あふれる産業であり続けるために何をすべきか。
  そして、どうすれば今の電子カルテを世界NO,1のシステムへと変貌させていくことができるのか?

  長年にわたり、ベンダの立場で20年前後医療情報システムに従事してきた各ベンダの有識者が毎週集まり議論を重ねてきた。
  我々が変わらなければならないこと。そもそも、制度として変わらなければどうしようもないこと。様々な議論となった。
「この国に電子カルテはどのようにあるべきか」
「今 産業界としては何をすべきか。」
「我々がやらなければならないことは」

この度の発表を通じ、ベンダの立場で、また産業界として、議論してきた内容及び我々が考える「電子カルテシステムの未来 医療情報システム産業のありたい姿」を提示する。また、ベンダの視点から日本の医療情報システムを考察するとともに、あり方が変わっていくこれからの時代を人々が幸せに暮らし続けるために、私たちベンダがやらなければならないことをベンダの立場でまとめ、そのために、再検討頂きたい制度についても挙げ、議論させて頂きたい。