一般社団法人 日本医療情報学会

[LS18-02] VNAに関する取り組みと、今後のAI運用への展開

*山口 剛史1 (1. GEヘルスケア・ジャパン株式会社 エジソン・ソリューション本部)

 GEヘルスケアのVNA(ベンダー・ニュートラル・アーカイブ)は、DICOMやIHEなどの標準規格に則って様々なデータを一元管理する。標準規格に則ることで、他ベンダーの画像システムや、地域連携システムと組み合わせて、グループや地域の複数施設でのデータ活用が可能である。
 昨今、検査画像データの活用では、画像診断においてAIアプリケーションを活用することの期待が高まっている。このたび、当社は、VNAを基盤に医療機関がマルチベンダーのAIアプリケーションを評価・運用するためのソリューションを開発した。院内全体の資産として、AIアプリケーションを導入するには、AIの事前評価、安全なデータフローやワークフローの構築などの課題があるが、その解決に貢献できると考えている。
 当講演では、VNAの仕組みと、今後のAI運用への展開に関して紹介する。