一般社団法人 日本医療情報学会

[1-E-1-01] M学会公式サービスセット「IPCI」でchat-GPTとFHIRサーバを連携してみよう!

鳥飼 幸太1、山ノ内 祥訓2、土井 俊祐3、木村 倫人3、*土屋 喬義4 (1. 群馬大学医学部附属病院、2. 熊本大学附属病院、3. 千葉大学医学部附属病院、4. 日本Mテクノロジー学会)

令和4年に医療DX推進本部が立ち上がり、HL7 FHIRなどの新たな標準規格の採用を前提とした電子カルテの標準化の推進とともに、標準型電子カルテシステムの開発などが進められている。今後、電子カルテの標準化が進むとともに、次世代クリニカルパスであるe-Pathの導入や、柔軟な開発環境のもとに提供される診療用Webアプリケーションの開発が加速化することが期待されている。 日本Mテクノロジー学会では、これらと高親和性を持つ医療情報サービスセットである「In-Process Clinical Intelligence(IPCI、呼称アイピーシーアイ)」を公式開発している。このサービスセットの主な利点は、RESTを中心とするフロープログラミングとHL7 FHIRサーバ機能を標準で有していることであり、無償のオープンソース・仮想マシンとして提供することが可能である。本チュートリアルでは、IPCIの仮想マシンを配布し、サービスの立ち上げから、FHIRサーバとしての使い方について、デモならびにハンズオンによる演習を行う。また、IPCIがREST利用に優れたエコシステムであることを示す目的で、chatGPTとの通信を伴うFHIRサーバ機能連動のテスト実装を演習する。演習参加に際しては、20GB以上の空きストレージ容量と、2CPU・4GBメモリ以上の仮想マシン割当が可能なPCをご準備いただければ、自身の環境に容易に組み込むことが可能である。