一般社団法人 日本医療情報学会

[2-A-2-01] 大規模言語モデルの構築とその可能性及び課題

*鳥澤 健太郎1 (1. 国立研究開発法人 情報通信研究機構 (NICT))

AI, natural language processing, large language models

本講演では、NICTで現在開発している400億パラメータ及び1790億パラメータの大規模言語モデルや、その可能性及び課題について、デモを交えながら述べる。可能性及び課題に関しては、介護支援のため、雑談を交えつつ対話で高齢者の健康状態チェックを行うマルチモーダル音声対話システムMICSUSや、深層学習を用いて大量のWebページから質問への回答が記述されたページを検索するWISDOM X等、これまでNICTで開発してきた自然言語処理システムの開発、大規模実証実験、公開の経験等を踏まえ、こうしたシステムの将来の可能性や、開発で困難とされる課題、非常に大きなインパクトを持ち得るさまざまなリスクについて議論をしたい。