一般社団法人 日本医療情報学会

[2-A-2-04] 生成AIの医療現場活用: サイバーセキュリティ対策の重要性

*下山 晃1、上野 貴之1 (1. (株)日立ソリューションズ・クリエイト)

generative ai, cyber security, prompt injection

生成AIは、診断支援、治療計画の最適化、患者対応の自動化など、医療分野へのさまざまな応用が期待できる。しかし、生成AIの医療分野への進出は技術革新と共に多岐にわたるリスクをもたらす。特に、情報漏えい、著作権侵害、プライバシー侵害、倫理的問題、虚偽情報などの潜在的な危険性が挙げられる。また、学習データ汚染やプロンプトインジェクションなど、生成AI特有の観点でもセキュリティの強化が不可欠であると考えられる。
本講演では、サイバーセキュリティ対策に従事してきた経験、ならびに生成 AI の活用検討、活用事例との比較から、現在および将来において、生成 AI の医療現場応用を安全に進めるために必要なシステム上の注意点や、有効なサイバーセキュリティ対策について論じる。