[2-C-3-02] 医療データから読み取る業務分析に関する事例と病院の質向上への寄与
医療データを適切に利活用することで様々な分野で有益な情報を得ることができる。 具体的には医療現場における業務の効率化、診療内容の評価と改善、患者の需要や傾向の把握、コスト削減や予算管理、臨床研究、治験、論文活用等々挙げられるが、分析すべきシステムやデータは目的ごとに異なる為、全てを網羅したデータプラットフォームを構築する為には多額の費用を要することになる。費用対効果を最大限に高める為には医療データの利用目的やデータセットを明確に定義しておくことが重要である。 SDMには個人情報、治療、検査、臨床情報、看護、メタ情報等のカテゴライズされたテーブル群が存在するが、実際に利用したデータと目的、導入効果を紹介する。SDMの利点の1つに ”データ構造の共通化” が挙げられ、異なるEMRを使用している病院であっても分析手法は流用可能と考えている。SDMを利用している病院間で事例紹介・情報交換しながら普及、発展につながることを期待する。