[2-C-3-05] 総合討論:データ・サイエンティスト/エンジニアを育成するには
本ワークショップにおいては、医療の質向を目的とした、医療情報の二次利用に関して、各演者にはそれぞれの立場において、実現した例を紹介していただく。
医療の質は、ストラクチャー、プロセス、アウトカムのそれぞれの指標が総合的に評価されたものと定義されているが、この指標の絶対値を用いて各施設内のみで評価するのは難しい。しかしながら、それぞれの指標を経時的に取得し、変動を分析することにより、向上しているか、低下しているかの判断に用いることが可能となる。特に低下している場合には、課題として提起し、原因を見つけ、改善方法を計画し(PLAN)、実行して(DO)、評価して(CHECK)、修正する(ACTION)、すなわちPDCAを繰り返すことにより指標の低下を抑えることができ、その結果として総合的な医療の質の向上に結び付く。
この一連のプロセスにおいて、医療データを可視化し、課題を発見することが、データ・サイエンティスト/エンジニアの役割であるが、現状として、この役割および人材を有する医療施設は多くない。この問題を解決するためには、各施設が人材を育成する方法、優れた人材を共有する方法、分析を外注する方法、分析アプリを購入する方法、共通データモデルと共通BIソフトを用いた分析アプリの共有の方法などが考えられる。各方法には、それぞれメリット、デメリットがあり、容易に実現するのは難しいが、二次利用に対する価値が高まることにより、問題解決の時間が短縮されることもあるので、まずは多くの事例を作成し、二次利用に関する認知度を高めることが必須であると考えられる。
総合討論では、この現実の問題を解決する方法に関して、ディスカッションを通し、様々な立場の意見を得ることにより、最善な方法について検討することを目的としている。
医療の質は、ストラクチャー、プロセス、アウトカムのそれぞれの指標が総合的に評価されたものと定義されているが、この指標の絶対値を用いて各施設内のみで評価するのは難しい。しかしながら、それぞれの指標を経時的に取得し、変動を分析することにより、向上しているか、低下しているかの判断に用いることが可能となる。特に低下している場合には、課題として提起し、原因を見つけ、改善方法を計画し(PLAN)、実行して(DO)、評価して(CHECK)、修正する(ACTION)、すなわちPDCAを繰り返すことにより指標の低下を抑えることができ、その結果として総合的な医療の質の向上に結び付く。
この一連のプロセスにおいて、医療データを可視化し、課題を発見することが、データ・サイエンティスト/エンジニアの役割であるが、現状として、この役割および人材を有する医療施設は多くない。この問題を解決するためには、各施設が人材を育成する方法、優れた人材を共有する方法、分析を外注する方法、分析アプリを購入する方法、共通データモデルと共通BIソフトを用いた分析アプリの共有の方法などが考えられる。各方法には、それぞれメリット、デメリットがあり、容易に実現するのは難しいが、二次利用に対する価値が高まることにより、問題解決の時間が短縮されることもあるので、まずは多くの事例を作成し、二次利用に関する認知度を高めることが必須であると考えられる。
総合討論では、この現実の問題を解決する方法に関して、ディスカッションを通し、様々な立場の意見を得ることにより、最善な方法について検討することを目的としている。