Japan Association for Medical Informatics

[2-C-5-02] Qlik Sense を利用した多角的パス分析

*田橋 啓順1 (1. 横浜市立大学 医学・病院統括部 医事課 情報管理・分析担当)

 当院では電子カルテ、医事会計システム等が保持する情報を使えるデータとして蓄積し、診療情報の検索・分析、病院経営、医療の質改善の多くの領域で活用しています。
 定型的なレポートのチェックのみでなく、院内の部門のニーズを把握し、課題を解決するためには診療等に関わるデータを組み合わせ、改善策を提示します。
 今回はこうした取り組みの一つである多角的パス分析の仕組みをご紹介します。
 必要なデータを各システムから抽出し、バリアンス、アウトカム、コスト、DPC、抗菌薬使用量、診療科/ 病棟比較等を行いながら、医師や看護師と連携した取り組みを行っています。自院の状況や部門の希望に合わせた仕組みを内製化することで、コストを抑えつつ、スピード感のある現場での改善を実現しています。