医療用無線ボディエリアネットワーク(BAN)の国際標準化についての最新動向と技術課題について講演する。２０１２年に成立した標準規格IEEE802.15.6の更新(revision)として、超高信頼性(enhanced dependability)を確保するために現在、標準化が進む新規格IEEE802.15.6maについて、最新情報を紹介する。特に、脳外科におけるパーキンソン病などの治療に有効なBMI(Brain Machine Interface)に導入できる超高信頼性を確保する物理層、MAC(Media Acess Control）層の要素技術、および法制化に必要なRegulatory Scienceについて言及する。