Japan Association for Medical Informatics

[2-F-4-02] 安心・安全なバックアップ戦略が医療DX を前進させる

*井田 有亮1 (1. 東京大学 医学部)

 東京大学医学部附属病院において現在稼働中のVeeam 社製品を選定した際には、幅広く他社製品との比較検討を行った経緯がある。その際に得られた知見ならびに、導入の効果について参加者に情報提供したいと考えている。
 また、医療機関のIT 部門にとって、バックアップは日常業務であって、可能な限り運用負荷を軽減する要求があり、かつ非常時における高い信頼性が確保されている必要のある、困難な業務という側面がある。従って、各種ガイドライン等における要件を満たしつつ、これらをいかに両立させるかが重要である。そこで、これまで当院で行ってきた運用上の工夫を何点か紹介する。
 最後に私たち医療機関のIT 部門が医療DX を実現するために必要な要素の検討を、バックアップソフトウェアの切り口から議論を試みるものである。