[2-G-1-05] バイタルセンシングカメラによる脈拍の相関分析
Pulse, Vital sensing camera, Correlation Analysis
【背景】看護業務に占めるバイタルサインの測定と測定結果の記録時間の割合は高い傾向にあるといわれる。先行研究では従来の測定方法を新しい方法であるバイタルセンシングカメラ(以下、センシングカメラ)に変更した場合、測定時間を短縮できることが明らかにされている。
【目的】本研究の目的は、脈拍値における従来の測定方法とセンシングカメラの脈拍測定値の相関分析を行い、臨床現場でのセンシングカメラ使用を検討することである。
【方法】対象者は、A病院職員で研究参加の同意を得た112名である。調査期間は2022年12月内の3日間とし、調査項目は性別、BMI、併存症の有無、疼痛の有無、脈拍数とした。従来の方法は、医用電子血圧計(オシロメトリック法)を用いて上腕で測定をし、新しい方法はセンシングカメラを用いて眉間で測定した。分析は、従来とセンシングカメラでの測定値をスピアマンの順位相関分析にて相関係数を算出した。
【倫理的配慮】本研究はNTT東日本関東病院倫理委員会の承認(東総人医関病企第22-86号)を得た。
【結果・考察】従来の測定方法とセンシングカメラの脈拍測定値においてr=0.89 p<0.001となり、強い正の相関を認めた。属別の相関は、BMI肥満度の低体重においてのみr=0.63 p=0.069となり、有意な相関が認められなかった。したがって、センシングカメラの脈拍測定値においては、BMI肥満度の低体重以外の対象者に適用可能であると考えられる。BMI肥満度の低体重においては有意な相関が認められなかったため、改めて検証が必要である。また、脈拍以外のバイタルサインを検証し、臨床現場への早期適応を実現したいと考える。
【目的】本研究の目的は、脈拍値における従来の測定方法とセンシングカメラの脈拍測定値の相関分析を行い、臨床現場でのセンシングカメラ使用を検討することである。
【方法】対象者は、A病院職員で研究参加の同意を得た112名である。調査期間は2022年12月内の3日間とし、調査項目は性別、BMI、併存症の有無、疼痛の有無、脈拍数とした。従来の方法は、医用電子血圧計(オシロメトリック法)を用いて上腕で測定をし、新しい方法はセンシングカメラを用いて眉間で測定した。分析は、従来とセンシングカメラでの測定値をスピアマンの順位相関分析にて相関係数を算出した。
【倫理的配慮】本研究はNTT東日本関東病院倫理委員会の承認(東総人医関病企第22-86号)を得た。
【結果・考察】従来の測定方法とセンシングカメラの脈拍測定値においてr=0.89 p<0.001となり、強い正の相関を認めた。属別の相関は、BMI肥満度の低体重においてのみr=0.63 p=0.069となり、有意な相関が認められなかった。したがって、センシングカメラの脈拍測定値においては、BMI肥満度の低体重以外の対象者に適用可能であると考えられる。BMI肥満度の低体重においては有意な相関が認められなかったため、改めて検証が必要である。また、脈拍以外のバイタルサインを検証し、臨床現場への早期適応を実現したいと考える。