Japan Association for Medical Informatics

[2-G-4-01] 医療現場における、使いやすい、 安心・安全なネットワークの必要性

*三原 直樹1 (1. 国立大学法人広島大学病院 医療情報部)

 世間では遠隔地のコミュニケーションにweb 会議システムの利活用が進んできているが、医療現場では情報セキュリティの取扱いの観点から普及が進まないため、現在でも関係者がひざを突き合わしてカンファレンスを行っていることが一般的である。
 また、医師をはじめとする医療従事者の数が不足している中で、離職者・休職者を活用するといった働き方改革が進まず、現場のマンパワーで対応しているのが一般的である。
 これら医療現場における医療リソースの不足を改善するためには医療情報を高効率化して利活用する取り組みが必要であるが、「情報セキュリティの取扱いの観点」という大きな問題がそこに立ちはだかる。
 この「情報セキュリティの取扱いの観点」をブレイクスルーする取り組みが始まった。
 安全・高速な医療専用の閉域網サービスの開発プロジェクトである。
 安全・高速なネットワーク環境の整備が進むと院外において医療情報の利活用が一気に進むと予測する。