Japan Association for Medical Informatics

[3-G-3-02] 事業団統合VNA インフラを活用した保健事業部における統合PACS と今後のVNA への拡張の展望

*小林 秀行1 (1. 社会福祉法人聖隷福祉事業団 保健事業部 聖隷健康診断センター 放射線課)

 聖隷福祉事業団保健事業部は、健康診断・人間ドック事業、及び健康づくり支援や労働安全衛生事業を担っている。静岡県内の西部地区と中部地区においては、聖隷健康診断センター、聖隷健康診断センター東伊場クリニック、聖隷予防検診センター、聖隷健康サポートセンターShizuoka、聖隷静岡健診クリニック、の健診センターを運営している。
 これら施設間でも受診者の往来はあり、保健事業部では既に施設を跨いだ画像データ、検査データの共有を実現していたが、当時のインフラ設備では統合化が困難であり、施設毎にPACS を構築し複雑な運用をしていた。
 今回のPACS 更新では、データセンターに構築した事業団VNA のインフラを流用して共同利用型の放射線統合PACS を構築した。今後は、放射線部門だけでなく、検査部門データもVNA への運用にあわせることで、管理と活用の対象を拡大していく予定である。当講演では、大規模保健事業部における統合PACS と、今後のVNA への拡張の展望を報告する。