Japan Association for Medical Informatics

[3-H-2-01] 藤田医科大学の医療DX におけるガバナンスとAI の活用について

*湯澤 由紀夫1 (1. 藤田医科大学)

 藤田医科大学では、IT やAI など高度技術の導入により、患者中心の医療(医療安全)、医療者の負担軽減(働き方改革)、効率的な経営の推進に取り組んでおります。ガバナンス体制として、運用現場から独立したデジタル戦略部を組織し、医療DX のマネジメントを行っております。
 また、臨床研究・医療サービスに貢献するため、医療情報の利活用に関する安全・安心なアーキテクチャーの設計を行うことを目的にHDAC(Health Data Architecture Center)を設立いたしました。
 HDAC では、医療情報の標準化のためのデータモデリングを実施し、医療情報の利活用が実施可能な基盤の整備に関する研究開発を行い、サービス設計として、EHR、PHR、そして臨床教育・研究に関するサービスのモデリングおよび現存するサービスとの安全・安心な連携機能の研究・開発を実施しています。
 今回の報告では生成系AI の実証も開始したためご説明いたします。