Japan Association for Medical Informatics

[4-A-2] セキュアな環境での医療情報への接続および活用によりもたらされる医療DX

*武田 理宏1 (1. 大阪大学医学部附属病院 医療情報部)

 近年、医療情報の共有や二次利用、患者医療参画、医療者の働き方改革などを目的に、医療DXが推進されている、医療DX では、電子カルテと連携して医療情報を院内外で活用できる仕組みづくりが期待される。一方、医療機関における情報セキュリティインシデントにより、外部接続には、よりセキュアなネットワーク環境の構築が求められる。
 この解決策として、Cloud Gateway を構築し、Cloud Gateway がHub となって、各医療機関と各種医療サービスを接続する方法が考えられる。医療機関はCloud Gateway とセキュアなネットワークを構築し、このネットワークにセキュリティ対策を施すことで、効率的に外部接続を行うことが可能となる。
 大阪大学医学部附属病院では、Cloud Gatewayサービスを導入し、Personal Health Record(PHR)の一つである医療情報銀行に診療情報出力している、今後、接続するサービスを増やすことで、医療DX を推進していくことを計画している。