一般社団法人 日本医療情報学会

[4-C-2-01] 災害時に求められるシステムの冗長性とクラウドPACS の可能性

*池田 龍二1 (1. 熊本大学病院 医療技術部 診療放射線技術部門)

 当講演では、「災害時のシステム冗長性とクラウドPACS の可能性」に焦点を当てます。異なる災害のタイプとその影響に着目し、特に画像連携の重要性と関連する課題を取り上げます。情報システムの冗長性の重要性を考察し、冗長化の概念と方法(オンプレミス、クラウド、ハイブリッド)についても探求します。また、2016年の熊本地震の経験を通じて、クラウドPACS の導入による災害対応策の効果も共有します。クラウドPACS の可能性と課題、本院が持続的に選択する理由、オンプレミスとクラウドの比較、クラウドPACS の更新方法、さらにはPhilips のクラウドシステムの特徴と活用法にも言及します。最後に、情報システムの冗長性とクラウドの連携が災害時に果たす役割や、部門システムにおけるBCP の重要性についても議論します。本セミナーを通じて、情報システムの冗長性とクラウドPACS の利点について深い洞察を得る機会となることを願っています。