[4-D-1] ePath基盤の進化と多面的な貢献の可能性
Clinical Pathway, ePath, Leaning Health System, Reducing Clinician Burden
2015年に日本医療情報学会と日本クリニカルパス学会が合同委員会を設置し、クリニカルパスシステムやクリニカルパスのデータモデルの標準化について検討を重ね、2018年度〜2020年度にAMED「クリニカルパス標準データモデルの開発および利活用」事業(以下、ePath)を実施した。ePathでは、クリニカルパスを中心に多施設間の診療データの解析に必要要件であるデータの構造化と標準化を達成した。2021年3月の事業終了以降も合同委員会の下でePath基盤のさらなる普及、発展を目指して活動を行っており、普及を目指したデータモデルの規格化、ePath基盤から抽出されたデータを用いたLearning Health System(以下、LHS)の実践、LHSによる医師の業務負荷軽減とガイドラインの策定、分散型治験のための治験ワークシートへの発展的利用を試みた研究事例がある。さらに、ePathは協力ベンダーの標準パッケージ化が対応してきており広い普及が見込まれる。外来に対応したePath運用を考えると、今後は医療だけではなく健康領域のデータを連携することができ、ヘルスケアデータの基盤としても期待される。
本企画では、現時点のePathの活用事例と業務負担に関連するLHSとガイドライン策定に向けた整備状況、発展的展望から、現在のePathと関連したそれぞれの立場(解析者、医師、看護師、ベンダー、規格開発)から報告し、パネルディスカッションを行う。
本企画では、現時点のePathの活用事例と業務負担に関連するLHSとガイドライン策定に向けた整備状況、発展的展望から、現在のePathと関連したそれぞれの立場(解析者、医師、看護師、ベンダー、規格開発)から報告し、パネルディスカッションを行う。