[4-E-1-06] NDBのこれから:多様なデータの連結により、何が可能となるのか
health insurance claims, health checkups, long-term nursing care
レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)は、厚生労働省により2009年からの特定健診・特定保健指導情報が収集され、2011年からは第三者提供による研究目的での利用が拡大した。2021年、社会保障審議会医療保険部会で、居住地や所得階層情報の収集、公的データベースとの連結、クラウド化等の議論が行われ、2022年12月までに介護DBや死亡情報との連結が進行中である。公的データとの連結は、多様な健康情報の「ライフコースデータ」の実現に向けたステップと言える。2023年の改正次世代医療基盤法では、公的データベースとの連結や仮名加工医療情報の利用が強調され、今後のデータ活用がさらに広がることが期待される。講演ではNDBの中・長期的な展望と期待を述べたい。