Japan Association for Medical Informatics

[4-H-3-02] EHR/PHR の構築から感じる現状、課題とホンネ ~広島、沖縄、徳洲会の事例を踏まえて~

*大沼 裕1 (1. エムジーファクトリー株式会社)

 政府によって「医療DX 推進本部」が発足し、2022年5月には自民党政務調査会より、「医療DX令和ビジョン2030」という医療のDX 化・医療情報の有効利用を推進するための提言がなされ、全国医療情報プラットフォーム・電子カルテ情報の標準化・診療報酬改定DX の3つの柱は、今後の医療情報のあり方を大きく変えると考えられている。2012年より当社は広島県医師会でのEHR の構築を開始し、その後沖縄県、秋田県仙北市などと展開を進めており、PHR に関しても、広島県医師会PHR を皮切りに、沖縄セルラー、医誠会病院、尼崎中央病院、船橋市医師会、徳洲会グループ、藤田医科大学と開発してきた。EHR ならびにPHR の構築を多く手掛けてきた当社が感じる国内における現状、課題を挙げながら参加いただいた皆さんとこれからの打ち手について一緒に考えていきたい。